くだらないの中に(感想)
昨日、3月2日は源さんのファーストシングル
「くだらないの中に」の発売日だったそうですね。
2011年、8年前。
曲の感想を書く書くいっておきながら
なかなか実行できていなかったので、
今回は発売日にちなんで「くだらないの中に」の感想を
書きたいと思います!
…と、いうのを、本当は昨日のうちにアップする予定だったんですよ。
でも、完成した瞬間に間違って消しちゃったんですよーーーーー(泣)
という訳で、1日遅れのアップです。
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「くだらないの中に」
もうね、大好き(笑)
ファンの中でも好きな曲1位にあげてる方が多いですよね。
私も一番好きな曲です。
名曲中の名曲だと思います。
源さんのファンになって、ばかのうた→エピソード→strangerとアルバムを聴いていて。
この曲がかかったときに、「何かが違う!」と思ったんですよね。
ほんで、歌詞を見ながら聴いたら、
もう涙が止まらなくて。
私は源さんの楽曲の歌詞に惹かれることが多いんだけど、
「ストレートな表現じゃなく、違う言葉で表せられないかを考えてる」
とラジオでも言っていった源さん。
「くだらないの中に」はそれを感じた最初の楽曲でした。
だって、歌い出しが
♪髪の毛の匂いを 嗅ぎあって 臭いなって 笑いあったり
ですよ?そんな歌今まであった????(笑)
もうね、衝撃でした。
この曲に出会った当時、私は働き出して3年目とかで、仕事に邁進していて。
彼氏と(激しめの)ケンカを度々していて。
♪僕は時代のものじゃなくて あなたのものになりたいんだ
♪心が割れる音 聴きあって 馬鹿だなって 泣かせあったり
♪つけた傷の向こう側 人は 笑うように
が胸に沁みすぎて沁みすぎて、号泣していたなぁ。
♪とどのつまり、僕が笑えば 解決すること ばかりさ
とかね。あるあるですよね。
そんな当時の彼氏は今の旦那です♡キャ(//∇//)←どうでもいい
♪人は 笑うように 生きる
の歌詞の意味を、ずっと考えていて。
源さんはニュアンスというかフィーリング?で書いたから
意味を聞かれると困るようなことを言っていたみたいだけど。
・笑うというのは、「笑うぞー!」って意気込んでするんじゃなくて、呼吸をするように自然に込み上がってくるもの。何気ないと思う日々も、実は楽しく、愛しい日々で、それを自然に生きているんだよ。というように、「笑う」を比喩的に使っている。
・生きるっていうのは、どこかで笑うようにできている。だから、辛いことがあっても生きていこう、ということ。
・くだらないと思うことも、それはかけがえのない大切な時間で。だから、なんとなく生きてたら勿体ないよ。笑うように、楽しく生きていこう。ということ。
・とにかく笑おうぜ!ってこと。
とかね。色々考えます。
源さんの楽曲は、考えさせられる歌詞が多くて好きです。
美術を勉強していたことがあるんですが、中世のヨーロッパかな?の画家は、
ストレートな表現の絵を描くことを禁止されていたんですって。
戦争?革命?の関係で、一般市民を焚きつけることにつながるからって。
(あーー色々と曖昧。ごめんなさい。)
そういう画家は処分されていたりもしていたらしいです。
だから、メッセージ性を孕んだ、パッと見ではわからない絵を描いて、
絵を見た人に「考えさせる」ことをしていたんだって。
画家っていうのはやっぱり感性の職業なわけで。
その時代に感じたこと、日々の中で思ったことを切り取って絵に表すのが仕事なわけです。
なので、時代の不遇さや、政治のおかしさなどに対する画家の想いを、絵を見る人の中に「生み出す」ことを考えながら絵を描いていた時期があるそうです。
表現の自由を奪われていた画家は、絵を見る人の中では自由に生きていたってことなんですよね。
源さんの生み出す詩には、それに通ずるものがあると感じます。
源さんは不自由ではないと思いますけど、(不自由なのかな?)
なかなか言葉にできない感情や、日々の些細な出来事の中にあるドラマを、
リアルに、より感動的に浮かび上がらせてくれているなぁと。
そうして生み出された歌詞を考えることで、私の人生はより豊かになっていて。
それと同時に、私の中には間違いなく「星野源」という人が生きているんですよね。
あれ?なんかキモい感じになっちゃった??
全然キモい感じではないんですよーーー言葉って難しいな…。
「正面から向き合った、等身大のラブソング」である「くだらないの中に」。
源さんのリアルな恋愛観が含まれているからこそ、
こんなに愛される楽曲になっているのかもしれません。
歌詞のことばかり書いたけど、優しいギターのメロディも、
語りかけるような源さんの柔らかい歌声も、全てが最高です。
定期的に聴きたくなる名曲。私もまた聴こーっと!